卒業生のつどい2016
同志社大学経済学部「卒業生のつどい2016」が6月4日午後1時30分から、同志社大学今出川キャンパス、からすま京都ホテルで先生、卒業生ら約120人が参加して開催された。
「今出川キャンパス見学会」は午後1時30分から、どんよりとした曇り空のもとで実施された。彰栄館、礼拝堂、ハリス理化学館、クラーク記念館、有終館、良心碑、良心館などを、学生ガイドの説明を受けながら見て回った。ハリス理化学館では、開催中の特別展「新島襄の見た宇宙」などを鑑賞した。
午後4時から、からすま京都ホテルで「同経会総会」が始まった。同経会会長の小嶋淳司氏が議長となり、議事を進行した。
1号議案「2015年度事業報告並びに決算報告」、2号議案「2016年度事業計画並びに予算案」が一括上程された。2015年度事業、決算が報告され、2016年度事業の提案、予算案が説明された。諮られた結果、承認された。
3号議案「会則の一部変更」では、事務局長を削除して「会計責任者」を、また名誉会長のほかに「相談役」を置くこと、委員会規程では総務・会員両委員会が統合した総務委員会の業務の変更、東京・大阪プロジェクトの委員会化、会計責任者の業務の新設などが説明され、諮られた結果、承認された。
4号議案「役員改選」では、「2015年10月の臨時理事会で会長に服部盛隆氏を選任しており、総会でも追認をお願いしたい」と諮られた結果、承認された。
5月9日に開催の役員選考委員会から理事、監事候補者が推薦され、諮られた結果、承認された。名誉会長に小嶋淳司氏、相談役に秋山哲氏が推挙され、諮られた結果、承認された。
会長指名による人事に移り、副会長には高木壽一、渡邊隆夫、中嶋利宗、北尾哲郎、岡田博邦、昌尾一弘の6氏が、専務理事には小平真滋郎氏が、会計責任者には鍵圭一郎氏が指名された。執行理事は後日、指名される。顧問については、千玄室氏らこれまでの13人に加え、新たに新関三希代、福井正憲、吉田忠嗣の3氏を推挙し、快諾を得ていることが報告された。
続いて、同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授の内藤正典氏が「イスラムに何が起きているか」をテーマに講演した。内藤氏はイスラム教徒が住んでいる国々、中東情勢などを導入に、イスラムとはどのような宗教なのかを説いた後、「イスラム教徒は集い、平安にしている人々だった。しかし、彼らの居場所が奪い続けられた。イスラム教徒にとって不道徳なことが行われた。このことが現在の状況を引き起こしている」と結論づけた。
同志社大学應援團指導部・チアリーダー部による合同演技「ファイト・オン・ステージ」を観賞した後、懇親会に移った。懇親会では同経会会長の服部盛隆氏、前会長の小嶋淳司氏が挨拶を、同志社総長の大谷實氏、同志社大学副学長の北川雅章氏が祝辞を述べた。同志社大学経済学部学部長の新関三希代氏が祝辞と乾杯を発声、卒業生は和やかに懇談した。同志社カレッジソング、同志社チアーを合唱して幕を閉じた。