第6回同経会大阪のつどい
第6回「同経会大阪のつどい」が2016年2月18日午後6時30分から、ウェスティンホテル大阪で会員約90人が出席して開催されました。
初めに小嶋淳司同経会会長が挨拶した後、竹廣良司同志社大学経済学部長が「同志社大学は2025年の創立150周年に向けて、『同志社大学ビジョン2025』を策定しました。キリスト教主義、自由主義、国際主義の三つの基本理念と、教育、研究、卒業生との連携、社会貢献の四つの社会的使命を関連づけ、それぞれにアクションプランを策定しています。大学と各同窓会組織がさらに連携していくことが重要だと思います」と、お祝いの言葉を述べられました。
1977年同志社大学経済学部卒業で、日本ペイントホールディングス株式会社(日本ペイントHD)代表取締役社長の田堂哲志氏が「グローバル化に向けたサバイバル・チャレンジ」と題して講演しました。
日本ペイントHDの135年の社史を振り返った後、「1962年にシンガポールに、66年に欧州、75年に北米、92年に中国に進出、現在、アジアを中心に欧州、北・中南米24の国と地域に子会社、関連会社128社を展開しています」などと、日本ペイントHDの現状を話し、「世界の塗料の市場規模は約14兆円で、年平均成長率は約5%と推計されています。日本ペイントHDは現在、アジアナンバーワンですが、世界でのシェアは4位です。大手メーカー3社の合計シェアは30%強で、シェア拡大のチャンスは大きいといえます。大阪発の日本企業が海外のメジャーに勝負を挑んでいます」と意気込みを語りました。また、「世界の建築用塗料の1人当たり年間消費量は2.9リットル。米国は8.4、ドイツ7.1です。日本は3.0で、世界平均並みです。日本の住宅に室内を塗装する習慣がないためだと言われています。日本で室内塗装が定着すれば、塗装産業成長の余地はさらに大きくなります。塗装文化を創造していきたいと考えています」と締めくくりました。
その後、播島幹長同経会副会長が乾杯を発声し、懇親会が始まりました。多くの校友が名刺を交換し合ったり、旧交を温めあったりして、有意義な時間を過ごしました。
小川佳秀同経会大阪プロジェクト委員長の閉会の挨拶の後、山本力也同経会会員委員長のリードでカレッジソングを合唱してお開きとなりました。